本染めのれんの場合、シルクスクリーンという製法でデザインの印刷を行います。
シルクスクリーン印刷では、1色ごとに専用の版(スクリーン)を作る必要があります。
たとえば、赤・青・黄の3色を使用してのれんを製作する場合はそれぞれに版が必要となり、費用に版代が追加されます。

大量に製作した場合は色数が多くても1枚あたりのコストは下がりますが、少数ロットだと版代の固定費がそのまま乗るため、染めのれんの場合は色数が多いほど割高になります。
フルカラーのれんの場合は製版を行わず、写真やグラデーションのような多色表現も1度の印刷でまとめて出力を行います。
そのため、色数が増えても価格に影響はありません。
